上昇志向を持った人にとっての同族経営

これから就活をする人は、まず会社の調査から入ることになります。突発的にいきなりエントリーするような人は珍しく、どんな会社であるのかを自分の中で一旦咀嚼する必要があります。そんなときに同族経営であった場合、どう考えるべきなのでしょうか?

いきなり嫌悪感で満たされるべきではない

多くの方が同族経営と聞くだけで、嫌悪感を示すことが多いです。その多くの理由は僻みからくるものであり、実際その会社の経営方針を批判しているものではないことが圧倒的です。よっていきなり嫌悪感を持つのはやめましょう。同族といってもいろんなタイプがあります。社長だけ同族で引き継いでいるタイプ、経営陣から幹部まで同族で示されているタイプなどさまざまです。

これから働く側として上昇志向が強い場合は、後者のタイプの経営方針をもつ会社は避けたい気持ちもあるでしょうが、そうではない場合は幹部になれるチャンスがないわけではありません。いきなり同族と聞いただけで、その会社のエントリーを取り消すようなことはやめましょう。深く見ることが必要です。

会社の方針としておいしい部分もある

たとえ同族経営を行っていても、毎年安定した収益を出している会社というのは、数多くあります。同族であることで働く側のデメリットというのは、上昇志向を持っている人以外ではあまりありません。何にも会社に貢献していない人が役員報酬だけを貰っているといった嫌悪感を抱くことはあるでしょうが、ほとんどが関係ないところにあります。

安定しているというのは、それだけ従業員にとってもおいしい部分であることを忘れてはいけません。方針もしっかりしており、内外ともに絆がしっかりしているからこそ安定は築かれるものですので、意外と従業員にとっては同族経営というのはメリットも多いです。安定した給与を貰いたい場合、ここにも注目をするべきでしょう。

自分がそこでなにをするかが大切

経営方針で嫌悪感を示すのも、無理はありません。同族だけにしかチャンスがないというのは、これから就職する若い人たちにとってはデメリットしかないのですから、そうなるのも当然です。ただし未来はこれからですので、そう悲観する必要もありません。問題は自分がその会社で何をするのかです。そこで経験を積み、独立したり、転職する道も残されています。

特に安定した経営を行っている同族の会社であれば、給与の心配をする必要もありませんし、仕事のノウハウも学びやすい環境にあります。その場での上昇志向をかなえる方策は尽きたとしても、そこから離れればいくらでもチャンスがあることになります。まずは自分が何をしたいのかを、はっきりとして同族の会社を見極めるべきです。可能性はいくらでもあります。