同族経営は従業員も巻き込まれることがある

世間は嫌悪感を示すこともあるのが同族経営ですが、大切なことはその中身であるのは言うまでもありません。安定している会社であれば、従業員は特別問題にすることでもありません。ただ巻き込まれてしまうこともありますので、その点は注意をしてきましょう。

突如巻き起こる変革の嵐に気を付けよう

社会はグローバル化し、新しい人材を入れるためにも、同族経営を刷新し、他の社員にもチャンスを与えようとする企業も増えています。

従業員にとってはチャンスが増えることであり感激するべき変革になりますが、同族にとってはその経営方針から得られる恩寵がなくなりますので、死活問題になってしまいます。そうなると激しい社内抗争が勃発することが多いです。

それに巻き込まれてしまうのも社員です。大きな企業がその変革を実施するとなれば、ニュースになるでしょう。従業員はマスメディアから質問攻めにあいます。

下手な返答でもしてしまえば、会社内で話題になり、それは幹部にも伝わることになることから、居心地が悪くなるでしょう。このように巻き込まれる可能性があることを理解しておくべきです。

派閥争いに巻き込まれる可能性もある

同族ではない社員にも出世のチャンスが生まれるというのは、喜ばしい変革でもありますが、ただ派閥が出来てしまうのは必須です。その座を狙う人が多ければ、その恩寵を得るために必ず派閥が生まれます。権力闘争とはそういうものですので、これに面倒くさいと感じるような人は、非常に厄介な事案になってくるでしょう。

幹部候補生のどちらに付くべきなのかを、特に平社員は迫られることになります。そうなると対立が生まれてしまい、社内の空気はとても悪くなるでしょう。

同族経営の変革というのは喜ばしいことでもありますが、同時に禍々しい出来事の始まりになってしまうこともあります。そのようなことが起きない変革を、経営陣は行わないければいけません。

どっちつかずでは済まないことも多い

では自分はまったく関与をしないといった立場をとることもできるでしょう。しかし派閥に加わらないというのは、権力闘争を拒否することになり、それだけで出生街道から外れることを意味することになります。よほどできた幹部がいなければ、焦点されることなく、平凡に会社で過ごすことになる恐れがあります。

同族からの変革というのは、はたから見れば英断とも取り上げられることも多いですが、働いている側にしてみれば、厄介な問題が起きたととらえることもできるでしょう。

変革が起き派閥争いが勃発したとき、どっちつかずの態度をとっていれば、それだけでのけ者にされる可能性があります。同族経営とは違った新しいかたちの権力闘争が始まることになるでしょう。